犬が食べてはいけない食べ物のひとつに、チョコレートがあります。人間が食べるとリラックス効果や血流が良くなるなどの効果がありますが、犬が食べると中毒を引き起こします。
家の中では犬に危険な食べ物は扱わないから大丈夫!と思っていましたが、まさか散歩中にチョコレート中毒で不安になるなんて思ってもいませんでした。
今回はチョコレート中毒の危険性や摂取量について、体験談を交えてお伝えします。
散歩中に愛犬がチョコを拾い食いしてしまった!
いつも早朝6時に車で近くの公園に行き、1時間ほど散歩したりボールで遊んだりします。
いつもと同じように芝生広場でボールを投げて遊んでいると、うちの子が突然くわえているボールを離し、猛ダッシュで逆方向へ走りました。
「まずい!」と思いリードを引っ張りましたがすでに手遅れ。何かを食べてしまいました。
地面を見るとポッキーの残骸が・・・私は愛犬の口に手を突っ込んで食べているものを取りましたが、チョコの部分は口の中で溶けておりビスケットの部分だけ取ることしかできませんでした。
うちの子の口と私の手は、チョコレートのにおいが漂っていました。
地面に落ちているポッキーの残骸から、おそらく食べたのはポッキー1本の3分の2くらい。チョコレートは犬が食べると中毒を起こして死ぬ可能性もあると知っていたので、私はパニックになりました。
チョコレート中毒とは
チョコレートの主原料であるカカオ豆に含まれる「テオブロミン」は神経を興奮させ、チョコレート中毒を引き起こします。
犬はテオブロミンを排泄速度が遅く、体に蓄積されてしまい神経や心臓に悪い影響を与えます。
チョコレート中毒の軽度の症状としては、
- 嘔吐
- 下痢
- 呼吸が速くなる
- 落ち着きがなくなる
摂取量が多い場合には、
- けいれん
- 意識障害
- 震え
- 高熱
などの症状が現れ、症状が重くなると、死に至ることもあります。
症状が現れるのが、だいたい1~6時間程度ですが、犬の体質や大きさによって差があるため数時間から数日は注意深く観察したほうがいいです。
■参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/27/1/27_28/_pdf/-char/ja
急いで獣医さんに電話すると・・・
普段、犬が食べてはいけない食べ物については、誤飲しないように細心の注意をはらっています。
そのおかげで、今まで一度もそれらの食べ物を誤飲をしたこがないので、病院にあわてて駆け込むこともありませんでした。

まさか散歩中にその食べ物を食べてしまうなんて思いもしませんでした。
早朝6時ということで、夜間対応の動物病院に電話すると、当直の先生が電話に出てくれました。
私は愛犬が散歩中にチョコレートを食べてしまった状況を説明しました。
そして先生にわんちゃんの体重を聞かれ、5キロと答えると、先生は「まず、大丈夫です(中毒の心配はない)」との回答。
その後、「中毒を起こす量ではないです。少しお腹が緩くなるかもしれないので、よく様子を見てあげてください。」とのことでした。
その回答に私は安心しました。
チョコレート中毒について大丈夫なケース
体重あたりのテオブロミン摂取量が少ないと、中毒の心配がないケースもあります。
今回のように、ポッキー3分の2程度の量であれば中毒を起こす可能性は低いとのことでした。
カカオ豆に含まれるテオブロミンは、犬の体重1キロあたり100mg~200mgが致死量となります。
それぞれのチョコレートに含まれるテオブロミンは以下のようになります。
- ダークチョコレート(カカオ70%)100g:1000mg
- ミルクチョコレート100g:300mg
- ホワイトチョコ:ほどんど含まれていない
■参考
https://qa.meiji.co.jp/faq/show/131?site_domain=default
カカオ濃度が高ければ高いほど、テオブロミンの含有量が多く中毒の危険があります。
板チョコは1枚だいたい50gなので、体重5キロのうちの子の場合はミルクチョコ3~4枚で致死量になります。
そう考えると、ポッキー1本の3分の2のチョコレートに含まれるテオブロミンの量はわずかなため、中毒症状が起きる可能性は低いのだと思います。
チョコレート=食べたら死ぬ
くらいの知識でいたので、少量でも食べたことでパニックになり慌てて動物病院に連絡しましたが、体重あたりの危険な摂取量を知っておけば、必要以上に不安になる必要はなかったと思います。

うちの子も私がパニックになっててびっくりしただろうな・・・
チョコレート中毒を防ぐために普段からできること
今回のようにパニックにならないよう、普段からできることをまとめました。
中毒が起こる可能性のある食べ物は取り扱いに注意する
家の中では、チョコレートは愛犬がいる場所では食べなかったのですが、今回のことでチョコレート以外にも気をつける食べ物があるということを知りました。
個人的に見落としがちだったのが、コーヒー、ココアパウダーです。
コーヒーにも神経を興奮させる作用のあるカフェインが含まれており、中毒になる可能性があります。毎日愛犬がいる部屋でコーヒー豆を使っていたので今後気をつけようと思います。
ココアパウダーはチョコレート以上にテオブロミンが多く、危険な食べ物なので使用する際は取り扱いに注意します。
注意深く散歩する
家の中では注意していても、外での拾い食いは予防できません。うちの子は散歩中くわえたものを出すトレーニングはできてますが、食べ物をくわえた場合は出してくれません。
今回は愛犬が拾い食いする仕草がわかっているのに対応が遅れたことと、いつもの散歩コースで気が緩んでいたことが原因です。
愛犬が歩く前に、飼い主が危険なものが落ちていないかチェックしながら歩くことを、もう一度徹底したいと思いました。
落ちているチョコのカカオ濃度についてはわからないので、少量とはいえ食べないように注意して散歩する必要があります。
夜間対応の動物病院を確認しておくこと
今回のように散歩中の誤飲で愛犬に何かあった場合は、時間的に早朝か夕方になるため、動物病院がやっていない場合が多いです。
そのため、夜間も対応してくれる動物病院をかかりつけにしておくことは重要です。
私も今までのかかりつけの病院は夜間対応してませんでした。夜間対応している病院も行っておかなきゃと、ここ最近になって自宅近くの夜間対応している動物病院に初めて受診したところでした。
何かあったときに、事前にカルテがあると病院も対応が早いと思うので、ワクチン接種や健康診断などで受診してカルテを作ってもらっておくといいです。
危険な量を知っておき冷静に対処すること
チョコレートは犬が食べてはいけないものということは知っていましたが、どれくらいの量で中毒症状が起こるかは知りませんでした。
今回のチョコレートについてははカカオの含有量にもよりますが、愛犬に危険な量でないと知っていれば必要以上に不安にならずに済んだはず。
念の為病院に相談したり、注意深く観察する必要はあると思います。
まとめ
チョコレート中毒について、危険性や体験談をお伝えしました。
今回は少量だったので大事には至らなかったものの、散歩コースには何が落ちているかわからないので気が抜けないですね。
チョコレートは溶けるため、食べてしまったら吐かせることはなかなか難しいと思うので、食べないように注意したり、食べたときにいつでもすぐに頼れる病院があることが重要だと思います。
今回の経験が他の飼い主さんや愛犬の役にたてば嬉しいです。



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