共働きでも犬を飼える!共働きの飼い主が犬を飼う上で押さえておきたいポイント3つ

夫婦または同居しているパートナーと共働きでも、犬は飼えます。

共働きの人で犬を飼うか検討している人は、

長時間の留守番が大丈夫だろうか?
どんな犬種を選べばいいのか?

など気になっているかもしれません。

実際私も共働きでありながら、生後2ヶ月の子犬を迎え入れ、飼うことができています。

ただ現状そのままでは飼うことが難しく、犬を迎える前に準備や工夫することがありました。

そしていざ愛犬を迎え入れたとき、事前に準備や工夫をしておいてよかったなぁ、助かったなぁと本当に思いました。

何も準備しないまま、ただ「可愛い」「癒されたい」だけで犬を飼うのはNGです。

今回は、共働きの飼い主さんに向けて、これができれば共働きでも犬を飼うことができる!というポイントを書いていこうと思います。

犬は長時間のお留守番は可能か?

長時間のお留守番ができるかについては、共働きで犬を飼うか検討している人の多くが疑問に思うことだと思います。

長時間(8~10時間程度)のお留守番は可能といわれています。

ただ共働きの飼い主目線からいうと、週5日も長時間のお留守番はおすすめしません。

長時間のお留守番はストレスにつながります。ストレスによる問題は以下のとおり。

ストレスによる問題行動

・家具や壁などを破壊し、破片などの誤飲につながる

・自分の尻尾や足をかじる自傷行動を起こす可能性がある

・分離不安症の子は鳴き続ける

・ストレスにより病気や体調不良になる可能性がある

さらに子犬の場合は1日でも長時間のお留守番は不可能と思っています。その理由は以下の通りです。

子犬の長時間留守番での問題点
  • トイレの掃除ができないから
  • ご飯の回数が多いから
  • ストレスで問題行動を起こす可能性

以下詳しくお伝えします。

  • トイレの掃除ができないから

    子犬の排泄回数はおしっことうんち合わせて16回以上です。

    お留守番が長時間になるとトイレをなかなか覚えなかったり、子犬が排泄物を踏んで衛生的によくありません。

  • ご飯の回数が多いから

    子犬の場合は1日の食事回数が3、4回のため、日中にもご飯を与える必要があります。長時間不在にしていると、愛犬にご飯を与えることができません。

    子犬は運動量も多いためこまめに食事をとらないと低血糖になってしまいます。

  • ストレスで問題行動を起こす可能性

    ストレスによる問題については、成犬のストレスによる問題行動でお伝えしたとおり。

    子犬の時期から8時間連続のお留守番は、遊び相手も甘える相手もいないため寂しい思いをさせてしまいます。

    分離不安症の子は1日中叫び続けたり、物を破壊したりします。なんでも食べてしまう時期なので、トイレシートや家具や壁の破片、おもちゃのプラスチックなどの誤飲に繋がります。

うちの豆柴のリアルなお留守番の様子についてはこちらにありますので、参考にしてみてください↓
https://ukuuku.com/puppy-home-alone/

共働きでも犬を飼うために確認したいポイント3つ

どのようにすれば共働きでも犬を飼うことができるのか。次の3点ができれば、共働きでも犬を飼うことは可能です。

  • 家にいるときは愛犬のために時間を使う
  • 働き方を見直すか職場に近いところに引っ越す
  • 生活スタイルに合わせて迎える犬種を考える

以下詳しく解説します。

1.家にいるときは愛犬のために時間を使う

飼う前に知っておきたい心構えです。

犬を飼うことで生活スタイルはかなり変わります。共働き飼い主さんであれば、仕事をしている時間が1日のほとんどで、愛犬との時間を多くとれません。

なので、愛犬と良い関係をつくるためにも、自分のプライベート時間は全て愛犬に費やすくらいの気持ちでいることが大切です。

私の場合は、趣味の時間=愛犬に費やす時間 になってます

例えば、犬を飼うとこのような生活スタイルに変化します。

犬を飼うことで変わること
  • 朝の散歩のために早寝早起き
  • 仕事後は散歩のため直帰
  • 愛犬のケア(歯磨きやシャンプーなど)の時間が必要
  • 愛犬と遊ぶ時間が必要
  • しつけやトレーニングに時間を費やす
  • そのための情報収集や学びの時間が増える
  • 部屋の掃除や洗濯回数が増える
  • 寝具や家具の買い替えが増える
  • 車で愛犬と出かけるなら車の掃除が増える
  • 仕事中もペットカメラで愛犬チェック
  • お昼はトイレ掃除やご飯を与えるために帰宅
  • 自分に使える時間減る

このように、愛犬中心の生活スタイルになります。

とはいえ、緊急の用事などができて愛犬との時間をとれないときもあると思うので、一緒に暮らすパートナーとうまく連携をとりながらやっていくといいです。

2.働き方を見直すか職場に近いところに引っ越す

犬を飼うことで自分の生活スタイルが変わるということを受け入れることができれば、次は愛犬のために住む場所や働き方を検討していきます。

共働きならば、

  • テレワークできるか会社に確認する
  • 時短勤務をお願いする
  • 一緒に住むパートナーと休みが被らない職場にする(自分は平日休み、パートナーは休日休みなど)
  • テレワークの仕事に転職する
  • 時短勤務の仕事に転職する
  • お留守番中は犬の幼稚園や近所に住む家族などに預ける
  • 近所に頼れる人がいれば留守番中は愛犬を預ける
  • 会社に近いところに引っ越してお昼休みは自宅で愛犬と過ごす

などができると思います。

時短勤務やテレワークを現在の職場にお願いするときも、愛犬の世話を理由にするのはなかなか許可のハードルが高いと思います。

中には受け入れてくれる職場もあると思いますが、理由については慎重に考えてから申し出た方がいいと思います。

私は会社近くに引っ越しをして、昼休みは愛犬と過ごしてます。

転職せずに今働いている会社近くに引っ越す場合は、以下のようなポイントも確認しましょう。

共働きでもペットを飼いやすい会社環境のポイント
  • 昼休みに自宅に帰れるか
  • 休みが取りやすい、早退や中抜けしやすいか
  • 仕事中もペットカメラで様子を確認できるか
  • 残業または早出がないか
  • 夜勤など不規則な勤務体制でないか
  • 飲み会や業務時間外の会社行事が断りやすいか
  • 周りの人のペットへの理解があるか

上で挙げたポイントは現在の私の職場環境を参考にしたものです。これだけ条件が整っていても、やっぱりお留守番させるのは少し不安なときもあります。

上のポイントは最低限のポイントだと思ってます。

  • 犬を飼うのはお金が想像以上にかかります。

うちは柴犬で皮膚が敏感なためブツブツができることがあり、その度に病院に行きスキンケア品や薬をもらったりしてます。

そのほかにも定期的に健康状態をチェックするために診てもらったり、ワクチン接種のために度々病院に行っています。人間より病院に行く回数が多いくらいです。その分費用もかかります。

その他に犬の幼稚園に行ったりなどするともっとお金はかかると思います。

仕事は時短勤務にしたが犬のお世話にお金をかけられなくなった、というのは避けたいので時間、経済面で適した働き方を考えていくことが大事です。

3.生活スタイルに合わせて迎える犬種を考える

共働きでもテレワークで家に居られるなら、選べる犬種は広がると思います。

うちの場合はテレワークできる職場ではなかったため、犬種を選ぶ際はお留守番が得意な犬種を飼う予定にしていました。

お留守番の得意な犬種としては、

  • 自立心や忠誠心の強い柴犬
  • 用心深く辛抱強いチワワ
  • のんびり屋さんのパグ

あたりがお留守番が比較的得意な犬種といわれています。

ただし、その子の性格にもよると思うので、あらかじめブリーダーさんにどんな性格の子か、親犬や兄弟についてもよく聞いておくといいと思います。

実際にポイント3つを取り入れて犬を迎えた結果

3つのポイントを踏まえて、これらをうちの子を迎える前に整えました。具体的にどのようにしたか、以下まとめます。

働き方の再検討

幸いなことに私が働く会社は、休みが取りやすく中抜けもしやすい環境でした。

なので会社近所の家に引っ越し、通勤時間は6分です。

元々一軒家ではなく賃貸に住んでいたので、ペット可の住まいに引っ越すことに抵抗はなかったです。職場近くで、広い公園が近所にあって、車の通りが少ない静かな場所を選んで引っ越しました。

自宅が会社に近くなったので、お昼休みは1時間たっぷり愛犬と過ごす時間になりました。

お昼休みに家に帰って、たくさん遊び午後はぐっすり寝てもらってます。これで長時間のお留守番ではなくなり、愛犬もストレスや不安がないのかお留守番のときはぐっすり寝ています。

成犬になった今では、遊ぶ日もあればベランダで日向ぼっこしてゆっくり過ごす日もあります。

犬種選び

お留守番が得意な犬種を迎えることにしました。飼い主にべったりな犬よりも、自立心の強い飼い主に従順な犬といえば柴犬。飼うなら柴犬と前から決めていました。

親に病気がないか、元気な子か事前に犬舎を見学し、ブリーダーさんにいろいろ質問もしました。

うちの子の親犬は、持病もなく健康、パパママ共にとにかく元気で遊ぶのが大好き、甘えん坊なときもあるとてもいい子たちでした。

一緒に生まれた妹も元気っ子でした。うちの子自身も、初めて会ったときから、物怖じしない、人が大好きで勇敢な子でした。

生後2ヶ月でも性格に特徴があるので、ブリーダーさんにたくさん質問するといいです。

自立心の強い柴犬にも、堂々としている子、やんちゃな子、怖がりな子、甘えん坊な子など、いろいろ性格があります。

うちの子の場合は、ケンカを仕掛けるタイプでかなり勇敢ですが、いつも妹に負けてるようでした。

妹とはいつも引き分けだもん

物怖じしない堂々としている日本犬タイプは特にお留守番に向いていると思います!参考になれば。

逆に弱々しくてビビりで甘えん坊な子は、飼い主にべったりで分離不安症の心配があるのでお留守番に向いていないかも?

準備して迎えた結果

生後2ヶ月で迎え入れましたが、お留守番も問題なくできました。仕事中もずっとカメラで監視してましたが、子犬なのでほぼ寝てました。

お昼は飼い主2人ともご飯を食べに帰宅し愛犬と遊んだりしてます。

うちの子は眠いようで出迎えもしてくれませんが・・・飼い主がお昼休憩に愛犬に会いたいがために帰っているようなもんです。

職場でカメラで監視していて、嘔吐したときがあったので会社から急いで帰って、そのまま病院に連れて行ったこともありました。

ほんとうに、いざというときに融通のきく職場で良かったと思います。

テレワークも後々考えていこうと思ってます。

子犬の頃はすごくやんちゃで手を焼く可愛い子でしたが、成犬になった今では、お留守番のときは家を守ってくれる頼もしい番犬です。

分離不安症もなく、1人でも生きていける雰囲気を出していますが、家に帰ると甘えん坊です。

犬種も性格も、よく考えて迎えた甲斐がありました。

まとめ

共働きの飼い主さんでも犬を飼うための、事前準備や工夫をお伝えしました。

テレワークの仕事に変えたり、一緒に住むパートナーと休みの日をずらしたりして、工夫すれば犬を飼うことはできます。

仕事を変えるのは難しいという人は、時短勤務にしたり、会社近くの家に引っ越したりして、長時間お留守番させないようにするにするでもいいです。

準備ができて犬を迎え入れることが決まったら、次は必要なものについて確認すると良いです。以下の記事が参考になると思うので見てみてください↓

この記事を書いた人
らぷとる

豆柴ウクの飼い主です。
ペット可の賃貸で、2人(共働き)と1匹で暮らしています。
柴犬のクセの強さとお笑いセンスに日々愛しさが増しています。
共働きで犬を飼っている方や、飼うか検討中の方の参考になるような情報を発信します。

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